【賃貸一人暮らし】引越しのリアルな流れの覚え書き

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初めての引越しはワケも分からず手探りで進めて苦労しましたが、8度も経験するとさすがに慣れるもの。

やるべきことやコツもつかめてきて、最近では総額約17万円と費用の最安記録も更新しました↓

せっかくなので、自分でも「スムーズだったなー」と思った引越しのリアルな流れを覚え書きとして残しておきます。

これから一人暮らしを始める方や急に転勤が決まった方などは、よかったら参考にしてみてください。

この記事を書いた人
管理人

「賃貸に住む人」

  • 住宅・不動産ライター
  • 元ハウスメーカー社員
  • 二級建築士・FP2級資格保有

当ブログでは、建築業界での勤務経験や私生活での8度の引越し経験をもとに、賃貸暮らしについてあれこれ語っています。

※結構ボリュームが大きくなってしまったので、また時間があるときに記事を分けて見やすくする予定です。

目次

引越しのリアルな流れ

引越しの主な流れは、以下のとおりです。

  1. 物件探し
  2. 物件の内見
  3. 物件の契約手続き
  4. 引越しの手配
  5. 引越し前の役所等手続き
  6. 引越しの荷造り
  7. 引越し本番
  8. 引越し後の役所等手続き
  9. 部屋づくり
  10. 新生活スタート

それでは、順番に詳しく見ていきましょー。

1.物件探し

引越しといえばまずは物件探し。いきなり不動産屋に相談するのではなく、先にインターネットで候補をいくつか探しておきます

使うのは以下の3大ポータルサイト。

ほかにも色々と賃貸物件を探せるサービスはありますが、特殊なケースでない限りこの3つを探せば大体見つかるかと。

ただし、引越し先のエリアが絞り込めているときは「ウチコミ」というサイトはのぞいておいたほうがいいです。

仲介会社を経由せず直接大家さんと契約できるので、話が早くて仲介手数料も無料。「この条件でこの家賃?」という掘り出し物件が見つかることもあるので。

2.物件の内見

さて、3〜5件くらいピックアップできたら、初期費用の見積もり依頼と内見希望の連絡を入れます。

このとき、ポータルサイトの「問い合わせ(無料)」ボタンを安易に押さないのがポイント。

物件詳細情報の下のほうまでスクロールすると、取り扱っている不動産会社が複数表示されているはずです。仲介手数料や「その他費用」欄などを見て比較し、もっとも条件のよいところに連絡します。

もしくは、仲介手数料が安い「オンライン不動産」経由で問い合わせるのがいいかと。有名なのは「イエプラ」とか「イエッティ」とかですね。

個人的には、営業がしつこくない「39room(サンキュールーム)」がおすすめです↓

それから、私は内見の予約を入れる際は、基本的に午後からに設定します。理由は以下3つ。

  • 午前中に自分で物件周辺を散策できる
  • 最も日当たりのよい時間に見学できる
  • 「このあとも内見の予約が入っているので今決めないと〜」の定番営業トークを避けやすくなる

特に、最も日当たりがよい時間帯なのに薄暗い・寒い物件は、避けたほうがいいです。日当たりだけはどうしても変えられないので。

あと、内見時には少なくとも以下3点のチェックを忘れずに。

  • 窓のサイズ(カーテン等の準備のため)
  • 洗濯機置き場のサイズ(新しく買うならチェック)
  • 冷蔵庫置き場のサイズ(新しく買うならチェック)

肌感ですが、入居初日にカーテンの準備が間に合わずに困る方、多いです。

3.物件の契約手続き

内見して入居したい物件が決まったら、契約手続きに進みます。私は申し込むかどうか分からなくても、内見当日に以下の持ち物を持っていくようにしています。

  • 身分証
  • 印鑑
  • 源泉徴収票(会社員の場合)もしくは住民税決定通知書などの収入がわかるもの
  • 現金(手付金用。家賃1〜2ヵ月分程度)
  • クレジットカード
  • 通帳もしくは銀行口座情報がわかるもの

上記は、主に入居審査と初期費用の支払い、契約書へのサインに必要なものです。

最近は火災保険の契約もその場でスマホを使いながら手続きを進めることが多いので、支払いに使うクレジットカード情報や口座情報を用意しておくと安心です。

それから、基本的には入居日もその場で決めるので、あらかじめスケジュールも確認しておくことをおすすめします。

「物件を押さえるため」と仮の日程で手続きを進める不動産屋も多いですが、あとで変えられないことになったりとトラブルになりやすいので。特に、賃貸から賃貸へ引っ越す場合は退去予定日を要チェックです。

4.引越しの手配

無事に物件を契約できたら、引越しの手配をします。仲介会社が契約時に提携引越し業者をすすめてくることも多いですが、基本的には自分で探したほうが安く済むかと。

一般的な荷物の量であれば、「引越し業者一括見積もりサービス」を使うのがおすすめです。私は「引越し侍」を使ったことがあります。ただし、見積もり依頼するとすぐに大量の営業電話・メールが来るので、心の準備を。

荷物が少ない方は、ぜひ以下の格安引越しサービスを検討してみてください。

私の場合、冷蔵庫と洗濯機以外は自分で運べるので、次回はクロネコヤマトの「家具・家電配送」で済ませようかなーと思っています。5,000〜6,000円でおさまりそうです。

5.引越し前の役所等手続き

「物件が決まる=新住所がわかる」ので、引越しの手配が落ち着いたら色々な手続きを進めていきます。引っ越す前に済ませておくべきことは、以下のとおり。

  • 転出届を出す
  • 電気・ガス・水道の切り替え
  • 郵便物の転送手続き

実際は契約時に不動産屋から必要な手続きを案内してもらえるので、それほど心配しなくて大丈夫かと。

また、以前は転出届などは役所に提出しに行く必要がありましたが、今はマイナンバーカードがあればオンラインで済ませられます。会社員の方も平日有給を取らなくていいわけですね。

ライフライン関係の切り替えもすべてオンラインでできるので、時間のあるときに進めていきます。私は引っ越しを機に、「エネチェンジ」を使って安い電力・ガス会社に乗り換えることが多いです。

なお、ガスの切り替えだけはできるだけ早く手配したほうがいいです。立ち会いが必要で、引越しの日程と調整しなくてはいけないので。開栓が遅れるとお風呂に入れない、なんてことも。

6.引越しの荷造り

引越しの手配や手続きを済ませたら、いよいよ荷造りを進めていきます。

この機会に断捨離したい、という方は、「朝起きてから夜寝るまでの間に手に取って使ったものをダンボールに入れていく」という方法がおすすめ。引越しまでの数日間は、不便ですがそのダンボールから道具などを取り出しては戻す、の繰り返しで生活していきます。

すると、ダンボールに入っていないものは「日常生活に使わないもの=不用品」である可能性が高いわけで。「手に取っていないけど絶対に捨てられないもの」は迷わず選べるでしょうから、仕分けはかなりラクになると思います。

あとは、引越し2〜3日前までに以下2点を忘れずに。

  • 冷蔵庫の電源を抜いておく
  • 洗濯機のホースの水抜きをしておく

特に、冷蔵庫の電源は早めに抜いておきましょう。引越し当日の朝に溶けた氷のあとを掃除することになるとバタバタしてしまいます(経験談)。

7.引越し本番

さて、迎えた引越し当日。運んでもらいやすいように荷物をまとめたあと、私は以下4つのタイミングで「荷物と部屋の写真」を残すようにしています。

  • 退去する部屋の荷物搬出前
  • 退去する部屋の荷物搬出直後
  • 入居する部屋の荷物搬入前
  • 入居する部屋の荷物搬入直後

理由は、「引越し業者が荷物や部屋に傷をつけるリスク」と「退去時の原状回復トラブルのリスク」に備えるためです。「誰が傷をつけたか」でモメるのは本当に疲れるので。

それから、大抵のものはあとから調達できますが、最低限以下2つだけは準備しておいたほうがいいと思います。

  • 冷蔵庫用マット
  • 洗濯機台

重い家電をあとから動かすのは大変なうえ、荷物搬入時に傷をつけかねないので。

8.引越し後の役所等手続き

引越し後、落ち着いたところで役所等の手続きに取りかかります。引越し前とは異なり、引越し後の手続きは以下のとおり法律で期限が定められているので注意したいところ。

  • 転入届の提出(14日以内)
  • マイナンバーカードの住所変更届(14日以内)
  • 運転免許証の住所変更届(明確な期限はないが「すみやかに」)

転出届はオンラインで手続きできますが、転入届は役所に行く必要があります。会社員の方は平日時間を取れるよう調整しなければいけませんね。運転免許証の住所変更の際には住民票が必要になるので、

役所で転入届提出→そのまま住民票の発行→警察署へ行って運転免許証の住所変更

の流れで1日で済ませるとスムーズかと。

上記のほか、銀行口座やクレジットカードなどの住所変更手続きも随時進めていきます。

参考:
住民基本台帳法|第22条(届出)
マイナポータル|引越し手続について

9.部屋づくり

入居したら、住みやすいように新居を整えていくことになります。なかでも入居直後に済ませておきたいのは、以下の4点です。

  • 防虫キャップを設置する
  • 浴室に防カビくん煙剤を使う
  • 排水溝カバーを取り替える
  • 節水シャワーヘッドへ交換する
  • クッションフロア・タイルを貼る

虫・カビ対策はトラブルが起こる前に防ぐことが大切。それから、デフォルトの排水溝カバーは掃除しにくいものが多いので、100均などのアイテムに取り替えるのがおすすめです。

また、おしゃれな部屋にDIYしたい方は、床を傷や汚れを守るためにも、家具・家電が増える前にクッションフロアやタイルを貼っておくといいかと。

10.新生活スタート

これで、引越しは無事完了。新しい部屋で、新生活を始めます。

賃貸暮らしを楽しむなら、周辺を散策したりgoogleマップを調べたりしながら以下の情報を集めるのもおすすめです。

  • スーパー(業務スーパーがあるとうれしい)
  • 地域のパン屋やカフェ、スイーツ店
  • 病院(内科・耳鼻科・眼科・皮膚科)

最近はInstagramで営業日や新メニューを配信しているお店が多く、チェックするのが趣味になりつつあります。

まとめ

今回は、賃貸の単身引越しの流れをざっとまとめてみました。以下、流れにそっておすすめのサービスを表にしておいたので、よかったら使ってください。

引越しの流れおすすめのサービス
1.物件探しSUUMO(スーモ)
HOME’S
at home(アットホーム)
ウチコミ
2.物件の内見イエプラ
イエッティ
39room
3.物件の契約手続き
4.引越しの手配引越し侍
くらしのマーケット
クロネコヤマト「わたしの引越し」
クロネコヤマトの「家具・家電配送」
エネチェンジ
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