【ミニマリスト】節約スイッチを押された1冊の本と魔法の数字「300」の話。

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先日、「モノ」を減らすスイッチを押された本について書いてみました。

今回は、「支出」を減らすスイッチ、「節約スイッチ」を押されたな、と感じた本のお話です。

この1冊が、ミニマリスト生活・月10万円生活を送るきっかけになった気がします(いいのか悪いのかは置いておいて…)

そして、節約生活を続けるなかでたびたび使っている、とある数字「300」についてもちょっとお話しさせてください。

プロフィール
賃貸に住む人

「賃貸に住む人」
・30代一人暮らし
・不動産ライター
・元ハウスメーカー社員
 …です。

会社員時代の転勤がきっかけでミニマリストになり、生活費が月10万円以下に。

低収入でも生きていけると思えたことから会社を辞め、現在は住宅・不動産関連のライター業で生計を立てつつ小さく暮らす日々。

「マイホームより一生賃貸」派。INFJ。

目次

ミニマリスト月10万円生活へ…節約スイッチを押された1冊の本

節約スイッチを押された本は、「ヤマゲンさん」の愛称で親しまれていた山崎元先生の「お金の増やし方を教えてください」です。

いわゆる節約本ではなく、投資・資産形成関連の棚に並んでいるような書籍かと思います。

節約だけではお金が貯まるスピードに限界が

実は、この本に出会う少し前の会社員時代に、

収入の半分のお金で生活すれば、働く年数を半分にできるのでは?」

と考えていた時期がありまして。

本来、20代から定年の65歳まで約40年勤めるところ、20数年で辞められるんじゃないかと。

ですが、

  • 退職するなら給料天引きになってる税金・社会保険料の支払いも考えなくちゃいけない…
    (手取りの半分を貯金しても足りない…)
  • 会社員期間が短くなれば将来の年金受給額が減る
    (その分も考えて貯金しなくては…)
  • というか、収入の半分で暮らすミニマリスト的な生活が20数年続く…?
    (…え…?)

となり、気が遠くなってそれほど節約へのモチベが上がらずにいました。

「節約して貯金」から「投資で増やす」へ

そんななか、ふと書店で目に入ったこの本を読んでみたところ、それまでの「投資=危険・近づいてはいけないもの」という先入観が変わりました。

投資信託・長期投資・利回り

といったものを、恥ずかしながらこのとき初めて知ったんですね。

銀行口座にお金を預けておいてもほぼ増えない今(ATM手数料で減ってしまうことも…)、多少のリスクを取っても投資したほうがいいのでは、と思い、ホントこの本のとおり忠実に実行しました

※投資は自己責任です…

投資したくて節約スイッチON…

で、実際に少額でも「投資」を始めてみると、

複利の力

をめちゃくちゃ感じまして。貯金と全然違う…。

理論上は運用する期間が長いほど資産が増える可能性が高いので、できるだけ早くたくさん資金を捻出したくなり…節約スイッチが入りました。

節約スイッチを押し続ける魔法の数字「300」

節約スイッチを押し続ける魔法の数字「300」

とはいっても、投資は貯金より後半の伸びがすごいものの、長期にわたって「節約して資金をつくる」過程が必要なのは同じ。

そこで、モチベーションを上げるために使い始めたのが「300」という数字です。

投資の出口戦略「4%ルール」

ご存知の方も多いかもしれませんが、投資界隈には

毎年取り崩す額を資産運用額の約4%以内
にすれば資産がほぼ減らない可能性が高い

という、通称「4%ルール」なる有名な出口戦略があります。

例えば、投資信託(インデックス投資)で100万円運用しているとしたら、年間4万円以内なら売って使っちゃってもまた増えて戻るんじゃない?という感じです。

で、資産運用だけで暮らすこと(FIRE)を目指す方たちの多くは、この4%ルールに基づいて

年間生活費÷4%

の資産額を目標に貯蓄・投資に励んでいます。

仮に年間生活費が400万円だとすると、

400万円÷4%=400万円×25=1億円

です。「1億円でFIRE」なんて言葉はここから来たんですかね。

毎月の生活費×「300」ルール

で、この4%ルール、見てみると「年間」の取り崩し額なんです。

正直、家計管理をするときには「毎月」の予算で考えるので、資産額も月あたりに直したほうが使い勝手がいいなーと思いまして。

計算してみたところ、

目標資産運用額
=(月の生活費×12)÷4%
=(月の生活費×12)×25
(月の生活費)×300

…となり、すごくキリのいい数字「300」に。

以降、この300という数字をすごく意識するようになりました。

つまり、

  • 月20万円生活→目標6,000万円(20×300)
  • 月10万円生活→目標3,000万円(10×300)

みたいな感じです。

目標を小分けにして節約モチベアップ

この「月あたりで資産目標を考える」ことのメリットは、家計管理の項目別に目標を小分けできるってところかと。

ちょっと私の毎月の生活費内訳から考えてみます。

内訳1ヵ月あたり
の金額
住居費(家賃)30,000円
水道光熱費4,000円
通信費3,000円
変動費30,000円
国民年金保険料17,000円
国民健康保険料*円
所得税*円
住民税*円
賃貸の更新料1,500円
火災保険料700円
サブスク代1,600円
家電買い換えなど
の積立金
5,500円
合計96,300円+*
*:収入に応じて決まるもの

例えば、水道光熱費4,000円。これを資産収入でまかなおうとすると、

4,000円×300=120万円

に。極端な話、運用資産が120万円になれば、ほぼ一生水道光熱費の支払いに悩まなくて済むのではってことになります。

こんなふうに考え始めてから、ミニマリスト生活・節約生活に拍車がかかってしまいまして。

というのも、給料ってそんなに増えないので、「稼いでどんどん投資する!」のではなく、「必要な資産額を減らす」ほうに注力するように…

  • 格安SIMに変えれば通信費の資産額はすぐ達成できそう…
  • 600万円貯まれば月2万円…毎日自炊ならほぼ一生「食」の心配しなくてよくなる…

みたいな感じです(会社、ホントやめたかったので…)

家賃3万円の賃貸に引越したのも、家賃6万円→3万円になるだけで目標資産額が900万円減るから…

正直、極端な考え方だなーという自覚はあり、最近は余裕がある範囲で「食・健康・経験」にはお金を使っていこうとしておりますが。

目標が大きすぎるとやる気が起きなくて続かない…って方には結構おすすめできる考え方じゃないかな、と思います。

まとめ

以上、ミニマリスト生活・月10万円生活へのきっかけになった山崎元先生の本と、節約のモチベアップに使っている数字「300」のお話でした。

実際に資産を取り崩す際は税金とか手数料とかもかかってくるので、「4%ルール」や「300」に依存しすぎるのはよくないですけどね。

※投資は自己責任です…

物価上昇とか世界経済が不安定だとか、いろいろ心配事も尽きず、とりあえず節約に励みつつライター業にも精を出す日々を送っています。

まとまりのない文章だったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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