賃貸の物件探し・部屋探しにおいて、最近あまりに多くのアプリやサイトがあり、ワケがわからなくなってきました。
そこで、主なアプリやサイトを整理してみたところ、大きく5タイプに分類できるようです。
それぞれの特徴や使い方、私がよく使うおすすめをまとめてみたので、これから引越しを考えている方はよければ参考にしてみてください。

「賃貸に住む人」
・30代一人暮らし
・不動産ライター
・元ハウスメーカー社員
・二級建築士・FP2級
…です。
就職・転勤などでこれまで5つの賃貸物件を住み替え。現在は会社を辞め、不動産ライターとして生計を立てつつワンルーム賃貸で小さく暮らす日々。
「マイホームより賃貸」派。INFJ。
賃貸物件探し(部屋探し)アプリ・サイトは大きく5種類


賃貸物件探し(部屋探し)のアプリ・サイトは、運営の仕組みによって次の5タイプに分けられると思います。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. ポータルタイプ
情報サービス会社が運営し、そこに複数の不動産会社が参入している形式のアプリ・サイトです。
- 物件情報数がとにかく多い
- アプリ・サイトが見やすく使いやすい
といった点が魅力。
これから物件探し・部屋探しを始める、という方がまずのぞいてみるのにおすすめです。
2. 単独運営タイプ
ひとつの不動産会社(グループ)が運営しているアプリ・サイトです。いわゆるFC(フランチャイズ)系ですね。
- 自社管理物件があり、ポータルタイプのアプリ・サイトより情報が早く公開されやすい
- 家具家電付きや高級賃貸など独自コンセプトを展開している
といった特徴があります。
物件探し・部屋探しの条件がある程度決まっている方や、お宝物件をいち早くおさえたい方におすすめです。
3. データベース連携タイプ
「レインズ」「ATBB」などの不動産会社のみ閲覧できるデータベースと連携し、物件情報を掲載しているアプリ・サイトです。
- ポータルタイプのアプリ・サイトに掲載されていない物件も探せる
- 成約状況の反映が早く、おとり物件に引っかかる心配が少ない
といったメリットがあります。
情報収集が苦ではなく、自分で物件探し・部屋探しを進めたいという方におすすめです。
4. 直接募集タイプ
オーナー(大家さん)が直接募集情報を投稿しているサイトです。
- 不動産会社が間に入らないので仲介手数料が無料
- オーナーと直接やり取りできて話が早い・融通が利く
- 保証人不要・初期費用分割可など、比較的入居条件がゆるい物件が見つかりやすい
という点が魅力。
音出ししたい・ペットを飼いたい・保証人が立てられないなど、何かと事情がある方の物件探し・部屋探しにおすすめです。
5. 二次掲載タイプ
複数のポータルタイプ・単独運営タイプの物件情報を集めてきて転載しているアプリ・サイトです。
- 物件の網羅性が高い
- 成約時キャッシュバックなどのお得な特典を用意している
- 家賃○万円以下・シェアハウスのみなど、特定の条件に特化した物件探しができる
といった点がメリット。
とにかくたくさんの選択肢を見て「比較」しながら物件探し・部屋探しを進めたいという方におすすめです。
【番外編】持ち込みタイプ
番外編として、純粋な「物件探し・部屋探し」として使うにはあまり向いていませんが、賃貸の契約にあたり便利なサイトもご紹介しておきます。
自分でポータル・単独運営・データベース連携タイプなどのアプリ・サイトを使って物件をピックアップしてから、内見や契約の案内だけ申し込む「持ち込み」スタイルのサイトです。
- 自分で物件を持ち込むので無理な営業にあいにくい
- オンライン手続きのみ・内見は現地集合・仲介手数料原則0円など、コスト・手間が最小限
といった魅力があります。
実際に使ってみた様子はこちら↓
賃貸物件探し(部屋探し)アプリ・サイトのおすすめの使い方


以上の賃貸物件探し(部屋探し)アプリ・サイトは、どれかひとつを使うというより、複数組み合わせるのがおすすめです。
私の場合、次のような流れで物件を見つけます。
1. 「ポータルタイプ」でざっと物件探し
まず、ポータルタイプのアプリ・サイトでざっと物件探しを始めます。基本使うのはSUUMOかHOME’Sです。
引越し先のエリアを指定したあと、条件を少しずつ加えていきながらヒットする件数を確認。
すると、だいたいの家賃の相場感や、「妥協しないとまずいかなー」という条件が見えてきます。
2. 「単独運営タイプ・直接募集タイプ」で掘り出し物件探し
次に、ポータルタイプで見落としていそうな物件探しに進みます。
といっても、だいたいSUUMO・HOME’Sで網羅されているので、のぞくサイトはレオパレスとgoodroomくらいです。あと、ウチコミも必ずチェックします。



条件がある程度絞り込めてきているので、複数チェックしてもそれほど手間になりません。
本当ならデータベース連携タイプもチェックしておきたいところですが、関東エリア限定のアプリ・サイトばかりで機会がなく…。
airdoor(エアドア)とか使いやすくていいなーと思っているのですが。
3. 「持ち込みタイプ」を使って初期費用を比較
物件をある程度ピックアップできたら、持ち込みタイプのサイトを使って初期費用の見積もり比較をします。
で、一番お得そうな不動産会社に連絡し、内見→契約の流れで物件探し・部屋探しは完了です。
ちなみに、私は引越し時期が迫ってきているときは「二次掲載タイプ」をあまり使いません。



ほかのアプリ・サイトに比べてどうしても情報の鮮度が落ち、「あ、それ契約済みです」みたいなことが起こりがちなので…。
ただ、じっくり腰を据えて物件探しをできる場合は、「スモッカ」のアプリをインストールしてめっちゃ見ます。
キャッシュバックの金額や検討中の人数が表示され、閲覧履歴に応じておすすめ物件がピックアップされていくので感覚的に探しやすいんですよね。
まとめ
以上、賃貸物件探し(部屋探し)アプリ・サイトを
- ポータルタイプ
- 単独運営タイプ
- データベース連携タイプ
- 直接募集タイプ
- 二次掲載タイプ
の5つに分けてまとめてみました。
このほか、地域に特化した独自のアプリ・サイトも多数あるかと思うので、「〇〇(地域名) 賃貸 アプリ」なんかのキーワードで検索してみるといいかと。
またいいものが見つかれば、順次ブログで紹介していくと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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